次々と耳に入ってくるニュース。
アメリカの老舗歌劇場ではオーケストラが全員解雇、
ヨーロッパの歌劇場ではひたすら待機。
新型コロナウイルス感染症拡大を受けての対応で
ニューヨークメトロもニューヨークフィルも、
2020-21年シーズンの開幕を1月まで延期。
ニューヨークメトロのジェネラルマネージャーは、
ビデオメッセージで「社会的距離を維持することと
グランドオペラは両立しない。社会的距離の確保が必要な限り、
パフォーマンスを行うことはできない」とのこと。
3月にオーケストラやコーラス、舞台スタッフを
一時解雇していて、「12月までに新型コロナへの
「医学的解決策」が見つかり、12月31日から
パフォーマンスが再開出来ることを期待する。」って
ナッシュビル交響楽団も来シーズンのキャンセルを発表し、
音楽家やスタッフが来年夏まで一時解雇。だと聞きました。
全世界で芸術活動が相次いで中止され、
本当に深刻な状況だと思わされます。
芸術は衣食住のような必要不可欠なものとは異なりますが
人間の心を豊かにする上では必要なものだと思います。
そして、ライブという空間にあってこそ
とりわけ人の心に働きかけるものだとも思います。
何十年にわたる修練と継続的な自己研鑽を重ねてきた
素晴らしいパフォーマーの方々が
芸術活動から退くことのないようにと
有効なワクチンが一日も早く開発されるようにと
願うばかりです。